カルチョワールド フォア ユヴェントス

ユヴェントスを中心に見たカルチョの世界

アンドレア・バルザーリAndrea Barzagli

対人プレーの上手いDF

イタリア代表のDF。メインは4バックの左CB、3バックの左CB。ユヴェントスの3バックではスライドして守るため、サイドを攻められるとSBに配置されたCBのようだった。 対人戦に強く当たり負けせず、高さもあり跳ね返すのも得意。 カバーリングも上手く一枚剥がされた時のサポート(リトリート)が上手い。ただ、攻撃面ではヘディングは強いが、パスワークは当時のセリエAのCBよりは良いが並み程度。 典型的で古典的なカバーリングの上手いストッパータイプ。

 

ロンディネッラでキャリアをスタートし当時はMFとしてプレーしていたそうだ。アスコリでCBにコンバートされどんどん活躍していく。 2004-05シーズンにはパレルモに移籍。守備の中心選手として活躍しキャプテンも務めたこともあった。 2007-08シーズン前にユヴェントスは獲得を試みるも失敗しパレルモに残留。翌シーズンも試みるも断られてドイツのヴォルフスブルクに移籍した。

 

ヴォルフスブルクの初シーズンは、中心選手として安定したパフォーマンスを発揮しリーグ優勝に貢献。しかし、その後は故障しがちで徐々に出場機会を失っていた。 2011年1月の冬の移籍シーズンにユヴェントスに加入した。

 

ユヴェントスに加入した当初は、「第2のレグロッターリエ」と呼ばれた。 レグロッターリエはフェラーラ、モンテーロのバックアッパーとして加入し、その後もテュラム、カンナバーロのバックアッパーをして晩年スタメンになった選手。 今回もボヌッチ、キエッリーニのバックアッパーとして加入したからだ。しかし、2011-12シーズン後半からコンテ監督は彼を出場させるべく3バックを採用。 スタメンに定着した。そのシーズンはコッパイタリアこそ決勝で敗れたものの、リーグ戦は無敗優勝という大記録に貢献した。 その後もリーグ優勝に貢献したが、年齢からくる衰えには抗えず徐々に出場機会を失っていった。その代わりにルガーニを自分の後継者として教育していった。
2018-19シーズンを持ってユヴェントスで引退した。

 

イタリア代表では、リッピ監督時代に初招集され、ドイツワールドカップは同じポジションのネスタの怪我もあり、マテラッツィと2人で彼の穴埋めをし優勝に貢献した。 その後はユヴェントス同様にボヌッチ、キエッリーニとの3バックでディフェンスラインを形成した。4バックを採用する際はスタメンとベンチの当確線上の選手だった。

 

氏名
アンドレア・バルザーリ
国籍
イタリア
ポジション
DF
誕生日
1981年05月08日
身長/体重
187cm / 87kg
シーズン
クラブ名
カテ
試合/ゴール
1998-99
ロンディネッラ
Dil
28 / 1
1999-00
ロンディネッラ
C2
23 / 2
2000-01
ピストイエーゼ
B
5 / 0
2001
ロンディネッラ
C2
13 / 1
2001-02
アスコリ
B
28 / 1
2002
ピアチェンツァ
A
0 / 0
2002-03
アスコリ
B
18 / 0
2003-04
キエーヴォ・ヴェローナ
A
29 / 3
2004-05
パレルモ
A
37 / 0
2005-06
パレルモ
A
35 / 2
2006-07
パレルモ
A
36 / 1
2007-08
パレルモ
A
34 / 0
2008-09
ヴォルフスブルク(deu)
A
34 / 0
2009-10
ヴォルフスブルク
A
24 / 1
2010-11
ヴォルフスブルク
A
17 / 0
2011
ユヴェントス
A
15 / 0
2011-12
ユヴェントス
A
35 / 1
2012-13
ユヴェントス
A
34 / 0
2013-14
ユヴェントス
A
26 / 0
2014-15
ユヴェントス
A
10 / 0
2015-16
ユヴェントス
A
31 / 1
2016-17
ユヴェントス
A
23 / 0
2017-18
ユヴェントス
A
25 / 0
2018-19
ユヴェントス
A
7 / 0