ユヴェントスを中心に見たカルチョの世界

マウリツィオ・ダンジェロMaurizio D'Angelo

セリエC2からセリエA昇格に貢献したCB

4バック左CBの選手。3バックやれば中央も出来そう。

　

セリエAに上がった時は、ベテランならではのポジショニングの上手さで守備をするが、守備範囲はそれほど広くはない。 セリエAのCBとして特にこれといった特徴は無く(ほどほどに強い対人戦、空中戦)、年齢的に衰えたんだろうなと思う選手。 しかし、ただ一点凄いのは、相方のCBダンナとの呼応と連携。ダンナがメインでラインコントロールするのだが連携が凄い。 特に、SBのランナとモーロを含めた最終ライン全員で行うオフサイドトラップは当時圧巻だった。

　

途中、武者修行期間はあるもののキエーヴォが属していたセリエC2～Aまで全てのカテゴリーで出場したレジェンドな選手。 チーム精神的支柱だったようで、考えてみればセリエAでも通用するDFが最終ラインで待ち構えて居ると想像したら当たり前の話だと思う。

　

晩年はレグロッターリエにポジションを奪われ、半年間レンタルがあったのち、キエーヴォに戻って引退。
そのままコーチになった。

（04-05シーズン、最後の3試合だけダンジェロが監督を勤め、残留に導いた。ミラクル・キエーヴォの終焉をギリギリ止めた。）