イタリア代表FW。最終ラインで駆け引きが上手く、最終ラインいる相手DFのマークを外してゴールを決める選手。
また、クロスボールに対しても上手くDFを剥がしてヘディング、ゴール前に詰めて当てるだけのゴールなど。
ほぼ1タッチ、2タッチでシュートまで持っていき、そのゴール決定率も高かった。
ポジション取りが非常に上手くルーズボールも拾ってシュートを打つその姿勢も含めて、ゴールの嗅覚がある選手と呼ばれた。
体格に関係ないそのオフザボールの動きは日本でもロールモデルとして参考するべきとの声も多かった。
現総合力が求められる現在は、ゴールの為だけの動きに特化した選手に需要があるかは不明だ。スーパーサブ要員?
ピアチェンツァでキャリアをスタート。1996-97シーズン、アタランタで得点王となりユヴェントスに移籍。
ユヴェントス加入の翌シーズンは、テルピエロとのツートップで2人で39得点取り「デルピッポ」と呼ばれた。
また、トップ下のジダンを加えた攻撃ユニットは当時、欧州最強の攻撃ユニットの呼び声もあった。
アンチェロッティ監督がF.インザーギよりもトレゼゲを重宝するようになり、次第に出場機会が減り2001-02シーズンにミランに移籍。
トレゼゲとの違いは、ポストプレーや楔になれるかぐらいで、得点力という点で差は無かったと思う。それに、大体がトレゼゲスタメンで途中からP.インザーギが出場のイメージ。
ミランでは、数シーズン主力として活躍するも、晩年は怪我に苦しんだ。それでもリーグ戦だろうが、CLトーナメント上位だろうが出場すれば高い得点能力を示した。
イタリア代表では、90年代後半から2000年代に活躍。ヴィエリがメインだが出場すれば高い決定力を見せつけた。世代交代が半ば進んだ2006年ワールドカップも選出されチェコ戦では印象的なゴールを決めている。
余談①、タイトルのスーペルピッポは、スーペルはスーパーの意味。ピッポはP.インザーギの愛称。Youtubeで動画を見ているとイタリア語は分からないが、解説者がよく口走っている。
余談②、選手入場の際にねずみのマスコットのつけひげをして登場するお茶目な面もあったりする。