ユベントスを中心に見たカルチョの世界

ミルコ・ヴチニッチMirko Vucinic

左サイドアタッカー兼センターフォワード

旧セルビア・モンテネグロ代表で現モンテネグロ代表の選手。メインは左WGや2トップの左、CF。中央から左サイドの攻撃的ポジションが得意な選手。 ドリブルやパスセンスよく中央に切り込むのが得意な選手で、味方のロングボールを納めるてから他の選手との違いを見せつけた。ワンタッチシュートも上手い。

ユーゴスラビアのスティエスカ・ニクシッチ下部組織出身でそのままデビュー、そのプレーがレッチェのスカウトに止まりレッチェのユースに移籍しプリマヴェーラとトップチームを行き来した。

2004-05シーズンにセリエA二桁得点を記録し活躍。2006-07シーズンにローマに移籍した。トッティが怪我したシーズンから左サイドアタッカーではなくCFとしてプレー。

2011-12シーズンにユヴェントスに加入し無敗優勝に貢献。翌シーズンはジョビンコを成長させるべく前線にボールを納めジョビンコに一対一を仕掛けさせた。 絶対の信頼を得ていたが3シーズン目は、怪我と新戦力加入により出場機会を失った。2014-15シーズンにUAEのアル・ジャジーラに移籍し3シーズンプレー後、引退した。

自分はジョビンコの成長のため黒子に徹したヴチニッチは、ユヴェントスに対して献身性や忠誠心を感じており応援したくなる選手。 また、複数ポジションできるCFはプレースタイル的にもユヴェントスらしい選手とも思えた。

余談だがイタリア人選手でお騒がせな選手がよくやるブリーフ一丁を彼もローマ時代にホームカリアリ戦で見せている。彼の気質はイタリア人だと思う。