イタリア代表の守備的MF。メインは2CHの右。 この選手はイタリアで典型的なインコントリスタと言われおり、直訳すると「出会う人」、「ぶつかる人」という意味。 要するに中盤でボールホルダーに対してプレッシングをする選手。ザネッティは、プレッシングを掛けるのが的確でブロックが上手い。 また、自ら奪ったボールや味方DFからのボールをショートパスではあるが確実に散らして相手DFの的を絞らせないパスも上手い選手。
フィオレンティーナでセリエAデビューするも出場機会は余りなく、出場機会を求めセリエBでプレー。 活躍が認められ名門インテルに移籍するも、直ぐにカリアリにレンタル移籍となった。一応インテルではコッパイタリアとCLに1試合づつ出場している。 その後、ローマに移籍しリーグ優勝に貢献。またインテルに復帰した。 インテルに復帰したものの、またもレギュラーとは言い難く出場機会に恵まれなかった。
そんな中、ローマでリーグ優勝した時の監督であるカペッロ監督から誘いを受け、シーズン途中ながらユヴェントスに移籍することを宣言した。 このシーズンにユヴェントスの八百長が発覚しセリエBに降格。恩師のカペッロ監督もレアル・マドリードに移籍したが、それでも宣言通りユヴェントスに加入。 ユヴェントスの中盤を安定したパフォーマンスで支えた。2009年に契約延長を望んだザネッティだが、先延ばしされた為フィオレンティーナに移籍する。 ユヴェントスのGMはこの時「ポールセンを売却して、そのお金で契約延長しようとしたが間に合わなかった」と弁明している。
古巣フィオレンティーナで1シーズン半プレーし、最後はブレシアで引退した。
イタリア代表では、17試合に出場。日韓ワールドカップにも出場している。
当時の守備的選手は、テクニックが無くボールを奪ったら相方のゲームメイカーにパスすることが多い中、ザネッティは何気ないパスワークの変化を入れられる選手。 その行為は、リンクマンというよりゲームメイカーと捉える人もいる。