ユベントスを中心に見たカルチョの世界

エンリコ・キエーザEnrico Chiesa

爆発的なプレーと安定した成績のFW

イタリア代表のFW。愛称というかその顔立ちから「永遠の美少年」といれている。 メインは2トップのセカンドトップ。ファーストトップもできるし3トップ右WGもできる。クレモネーゼでFWにコンバートされるまではMFだったらしいが詳しくは分からない。 とにかくシュートまで持っていく瞬発力が凄い選手。とにかく速い。ドリブルも速い。

サンプドリアの下部組織出身で、16歳にしてレンタルでポンテデチモに移籍。 翌シーズンはサンプドリアにもどりトップチームでデビューも出場機会に恵まれずレンタルで点々とする。

1994-95シーズンにはクレモネーゼでFWにコンバートされると2桁得点して結果を残す。 翌シーズンはレンタルされずサンプドリアでプレーしマンチーニとのコンビで注目される。

その後はパルマやフィオレンティーナで中心選手として活躍。

フィオレンティーナ破産後ラツィオでプレーするも前十字靭帯損傷で活躍できず、シエナに移籍した。

シエナではベテランとして心に余裕を感じるプレーで得点を重ねっていった。左サイドエンドラインぎりぎりからのロングクロスのようなループシュートが決まった時は感動的だった。

最後はアマチュアのフィリーネで2シーズン過ごし引退した。

イタリア代表では、17試合7得点で選手層が厚くなかなか先発出場には至らなかった。1996年EUROは献身的でハードワークをするキエーザをサッキ監督は重要視して起用した。それに応えてゴールも決めている。