セルビア代表のMF。左右問わずのウィングでドリブラー。代表では左サイド。CASKモスクワでは左サイドで、ユヴェントス以降は右サイド。 ドリブルで切れ込んでシュートとアシストの二択を迫る選手。 切れ込み方は数パターンしかないので、相手は守りやすいと思うが、 90分間に何回もスピードのあるドリブルで仕掛けられると、いつかは崩れるのでそこで決定機を作る選手。 一度崩れると何故かやりたい放題になる。仕掛けのパターンが少ないので中央のポジションはあまり向かない。
KFルダルの下部組織出身でヴォイヴォディナの下部組織に移籍しトップデビューを果たす。そこで活躍しCESKモスクワでプレー。 2010-11シーズンにカモラネーシの後釜として加入した。ポジションが同じだけでカモラネーシとはまったくプレースタイルが違った。 このシーズンは、彼が居たから7位で済んだ印象が強い。引いて守る相手にクラシッチのドリブル以外で崩す方法が無かった。
翌シーズンは、コンテ監督が就任し、戦術に適応出来ずトルコの名門フェネルバフチェに移籍。そこでも合わずレンタルされる。
最後はポーランドのレヒア・グダニスクで3シーズンプレーし引退した。
セルビア代表では46試合出場、3得点。ワールドカップ南アフリカ大会にも主力として出場した。
クラシッチのドリブルスピードは、CL上位でも通用したのではないかと思っていて、 コンテがもう少し我慢してクラシッチと折り合いを付けた戦術にしていたらこの選手の未来も変わったのではないかと悔いが残る。 もし、アッレグリ監督時代だったら活躍していたのではとも思う選手。
良くも悪くも浮いていた選手。