カルチョワールド フォア ユヴェントス

ユヴェントスを中心に見たカルチョの世界

ジャンルカ・ペッソットGianluca Pessotto

近代的なサイドバックの手本となる選手の一人

イタリア代表のDF。ユヴェントス移籍以降は左SBや左WBがメインで他の出場選手や試合の流れで右SB、3CBの左でもプレーした。 イタリア代表ではマルディーニやベナリーヴォが居たので左SBではプレーしてないと思う。左SH(流れで左ISH)、右WB。

 

ミランの下部組織出身で、いろいろなクラブを渡り歩き、1995-96シーズンにユヴェントスに移籍する。 総合力の高いペソットは左SBメインで移籍後CL優勝に貢献。その後は一応主力扱いだが相手チームに合わせて、守備的なディマスと併用することが多かった。 アンチェロッティ監督に変わって以降は、不動のスタメンになり、それはリッピ監督が復帰したあとも変わらなかった。 02-03シーズン途中にペソットが負傷離脱してしまい、怪我から復帰したサイドアタッカーのザンブロッタを左SBにコンバート。 復帰後は両SBのバックアッパー的な存在となった。よくあるパターンとして、右SHのカモラネージと交代でザンブロッタが右SHに入り、ザンブロッタのいた左SBに入る形。 たまに、そのままカモラネージのポジションに入り5バックを形成した。
2005-06シーズンに引退。引退後すぐにカルチョポリが発覚し、その最中にユヴェントス本社3階からロザリオを握りながら自殺未遂を図った。 一命を取り留め順調に回復し奥さんと一緒の写真も公開?(勝手にパパラッチ?)され元気なことがニュースになった。

 

イタリア代表では、WC98、EURO2000に出場。この大会では左SBの出場が無く。WC98はアルベルティーニの代わりにEURO2000はザンブロッタの代わりに出場した。実力の割に代表には縁が無かった。

 

何故、ペソットは「近代的なサイドバック」と言われたかというと、総合力が高いユーティリティープレイヤーだったから。 現代だと攻撃的SB、守備的SB、偽SBなどSBを分類したりするが、ペソットはそれなりの頻度で質の良いオーバーラップもするし、 高さは無いが守備しっかりしているし、モンテーロが退場の際は3バック左でストッパー的な寄せて跳ね返す守備もする。 中盤のパスワークにも参加するし、攻撃的SB、守備的SB、偽SBの役割を全てを安定して熟していたと思う。 しかも運動量豊富で「教授」というあだ名がつくほど「サッカーIQ」が高い素晴らしい選手。ただ華は無く地味である。

 

氏名
ジャンルカ・ペッソット
国籍
イタリア
ポジション
DF
誕生日
1970年08月11日
身長/体重
173cm / 67kg
シーズン
クラブ名
カテ
試合/ゴール
1987-88
ミラン
A
0 / 0
1988-89
ミラン
A
0 / 0
1989-90
ヴァレーゼ
C2
30 / 1
1990-91
ヴァレーゼ
C1
34 / 0
1991-92
マッセーゼ
A
22 / 1
1992-93
ボローニャ
B
21 / 1
1993-94
ヴェローナ
B
34 / 3
1994-95
トリノ
A
32 / 1
1995-96
ユヴェントス
A
28 / 0
1996-97
ユヴェントス
A
20 / 0
1997-98
ユヴェントス
A
21 / 0
1998-99
ユヴェントス
A
19 / 1
1999-00
ユヴェントス
A
30 / 1
2000-01
ユヴェントス
A
32 / 0
2001-02
ユヴェントス
A
29 / 0
2002-03
ユヴェントス
A
17 / 0
2003-04
ユヴェントス
A
18 / 0
2004-05
ユヴェントス
A
19 / 0
2005-06
ユヴェントス
A
10 / 0