イタリア人MF。メインはOH、右サイドアタッカー。左WGも出来る。スピードとテクニックと豪快さを名ね備えたドリブラー。 そのドリブルはブラジルのロナウドに例えられ、最初は「イルピッコロロナウド」と呼ばれたが、途中からロジーナとロナウドの名前合わせて「ロジナウド」と呼ばれた。
パルマの下部組織出身で、ヴェローナで頭角を表す。2005-06シーズンにトリノに移籍しリーダーシップを取りセリエA昇格に貢献。翌シーズンはキャプテンを任される。
トリノのフロント陣はこのとき、ロジーナをトリノのバンディエラにしようとメディア展開した。
というのも同じホームタウンのユヴェントスにはデルピエロというバンディエラがいるのにトリノには居おらず、
候補としてバルザレッティがいたが、当時ユヴェントスGMモッジの策略により選手を奪われてしまった。それがフロント陣、サポーター共に屈辱的であったことに起因している。
メディア展開した功もあって親善試合ではあるが、ロジーナは2007年にイタリア代表デビューを果たす。
ただ、ロジーナ個人の成績は上々だがクラブは、毎年大型補強するも引き分けが多く残留争い。2008-09シーズンにトリノはついに降格してしまった。
降格してフロント陣はロジーナの給与を払うことが出来ず、今までのメディア展開したブランドを崩したくないので国外に移籍先を探した。
これにロシアのゼニトが目をつけ、フロント陣はロシアのゼニトと交渉することになった。結果、足元を見られて買い叩かれた挙句、レンタル移籍希望が完全移籍となった。
フロント陣は「1シーズンでセリエAに戻りロジーナを買い戻す」と宣言。
しかし、翌シーズン、翌々シーズンもトリノは昇格出来ず買い戻す事ができなかった。
この間、ロジーナは度々怪我で離脱するようになり、接触プレーの多いリーグは合わなかったようだ。しかもゼニトは、ロジーナをセリエAのチームにレンタル移籍させてしまう。
2011-12シーズンでロジーナはゼニトとの契約が切れフリーとなる。そのシーズントリノもセリエAに昇格したが合流することは無かった。
ロジーナはシエナの入団テストを受け合格し、自力で復帰し主力として活躍。しかしチームは降格。その後はセリエBを点々とし2019-20シーズンに引退した。