イタリア代表のDF。3バック4バックのCBならどこでも出来る。3バックなら中央、4バックなら左CBがメイン。 対人戦に強く飛び出すタイミングが上手いためカバーリングのクリアやパスカットが綺麗。身長も高く競り合いにも負けないし、足元の技術もあって、とても万能なCB。
下部組織はACバスティーア1924でスタートし、10歳の時に途中でペルージャの下部組織に加入。しかしペルージャが破産した為アレッツォのユースに移籍し、翌年トップデビューを飾った。2008年にジェノアに移籍するが直ぐにバーリにレンタルされた。
このバーリでの活躍で、一気に注目を集める。日本でも"ネスタもカンナバーロもアズーリから居なくなりアズーリはどうなるんだ!"的な内容から、
"次世代はラノッキアとボヌッチが居るから安心だ"で終わるような内容の記事をいくつか目にしている。
翌シーズン、バーリがセリエAに昇格し、ボヌッチと共にセリエAでも通用するか注目を浴びた。
結果は、セリエAのクラブの中で1番パフォーマンスが良かったCBコンビと呼ばれ最高のシーズンを送った。
翌シーズンはレンタル元のジェノアに戻りプレーした。この時はボヌッチよりもラノッキアの方が評価が高かった。
2011年にインテルに移籍。移籍当初は活躍していたが、筋肉系の故障を度々繰り返してしまい安定したパフォーマンスを出せなかった。
彼に自信を付けさせる為にサネッティ引退後、新キャプテンになったがカンフル剤にならず他の選手に譲ることとなった。
その後レンタルでサンプドリア、ハル・シティでプレーし、再びインテルに復帰し2021-22シーズンまでプレー。
2022-23シーズンはモンツァに移籍したがナポリ戦での怪我により引退を余儀なくされた。
イタリア代表では、予選や親善試合には出場しているが本大会は怪我の影響で出れなかった。 ネスタの後継者としてネスタ本人からも期待されていた。しかしラノッキアは怪我に悩まされて結果を出せなかった。 ネスタ本人も本大会直前での怪我が多かっただけに、リスクのあるプレースタイルだったのかもしれない。