日本ではよく見かけるが海外ではほどんど見かけない布陣。 海外だと昇格しばかりのクラブが大型CFを獲得してその選手頼りのサッカーをするチームのフォーメーション。 ユヴェントスなどの強豪と当たると縦ポンなど単調な攻撃しかなくほとんど印象に残らない。 下位のクラブ同士は見る機会もほとんど無いので、システムが悪いのか、人材が足りないのかその両方か不明である。
Jリーグだとこの布陣は割と多く、広島、浦和、率いて現在は北海道を率いているミハイロ・ペトロヴィッチ監督(通称ミシャ)がこの布陣で特殊なサッカーをしているので有名。 あとは湘南が長期間この布陣を使っている。また現在日本代表とU-23を率いている森保監督はミシャが率いた広島の守備を改善してリーグ優勝した監督であるため、 日本代表でも4-2-3-1がメインだがこの3-4-2-1も併用できるように試みている。
Jリーグからピックアップ。前線からガンガンプレスに行く超ハードワークで正真正銘のプレッシングサッカー。CB中央の丸山以外の選手はガンガン前に行き、CBの三笠、遠藤もチャンスがあればインナーラップする。 まさに「守りながら攻める」を体現したチーム。
開幕14連勝しJ2連勝記録を更新するほど強く、愛媛に負けた後も21戦負け無し。
ただ残念なことにレンタルの選手が多く主だったメンバーは次の2シーズンで復帰や引き抜きに遭いほぼ全員いなくなる。
こちらもJリーグからピックアップしかも同シーズン。J2、後半からこのフォーメーションで6位ギリギリでプレーオフに入り磐田と千葉に勝ち見事J1に昇格した。
守備の仕方が変わっていて、例えば相手がこちらの右サイドを攻めてきた場合はディエゴ、山崎、山田の3人で斜めにプレスをかけてサイドに追いやるようにする。ディエゴと山崎の間にボールを通したら川西がプレスに行き、 山崎と山田の間なら宮坂がプレスに行きそれぞれ3人で囲んでボールを奪う。ちなみに川西と宮坂の間を通した場合は松岡がプレスに行く。前線で常に三角形を作り囲んで奪う面白いシステム。 攻撃はディエゴにボールを集めてゴールを狙うオーソドックスなスタイル。