CH3人の内、中央がアンカーマンとしての役割をした4-3-3のこと。単に4-3-3と言われることも多く、一言で説明可能なため4-1-2-3と表現されるだけ。
4-4-2(フラット、ダイヤモンド)から4-2-3-1、4-4-1-1の流れを経て現在の主流のフォーメーションのひとつ。 かなり戦術が多く布陣だけでこういったシステムとは語れない。例えばWGにマンジュキッチやカバーニなどCFのようなタイプを使ったりすることも多いからである。 とはいえCFとWGがいるのだから中央や両サイドまんべんなく攻撃が可能。そして攻撃的にも守備的にもパスサッカーもダイレクトサッカーも可能な万能フォーメーション。 あと、4-5-1や4-1-4-1と比べるとWGとOH(ISH)と縦関係か横関係の違いだけなので、戦術も複雑化している現代では区別が難しい場合が多い。
メッシのゼロトップシステム付だが4-1-2-3といえばこれしかないレベル。 本来、パスサッカーはプレッシングやチェイシングでプレッシャーを掛けパスミスを誘うものだが、 物怖じするどころか細かいショートパスを多用して、プレッシングやチェイシング出来ないレベルまでパスワークを極めた。 しかもパスワークばかり気にしていると隙をついてメッシがドリブルで切り込んできて手に負えない状態。 ボールウォッチャーになり易く、カバーリングも難しい状況にしていた。 守備でもショートパスをする時と同じように距離感を縮めてボールを奪うため、凄く洗練されたプレッシングを披露した。見方によっては守備的なチームにも見えた。
このシーズンのバルセロナはリーグ戦、CL優勝の2冠。カップ戦を落としたのが奇跡レベル。 CLはマンチェスター.Utdと対戦し3-1で勝利したが、点差以上に強かった。また、失点の1はルーニーの個人技によるもの。 組織力で点が取れない場合は、個の力に頼るしか方法が無いと感じさせた。