コロナで1年延期と開催地を複数個所にした初めての試みをした大会。 イタリア代表は、この時連勝記録更新中にこの大会に挑むこととなった。
大会前から知っていたもののイタリアはまさかのスペイン化状態は驚いた。 攻撃の一つであるスピナッツォーラのサイドアタックは準々決勝で怪我で消える。 武器を失ったものの下馬評通り準決勝まで駒を進める。 この時点でベスト4はすべて開催国4カ国、この試みは失敗と発表された。
その後のスペイン、イングランドはどちらも延長PK戦にて勝利し優勝した。 決勝のイングランド戦ではPK戦対策で若手2人を投入。結構な割合でイタリアの勝利が近づいたと感じたと思う。 案の定、2人ともPKを外しトラウマを植え付けたに違いない。
準決勝のスペイン戦は個人的にこの大会のベストバウト。 ポゼッションができずイニシアティブをとられても粘るイタリア代表は、いつの時代も守備の国と感じさせた。
前線3枚がしっかりとプレスに行き、中盤がバランスを取りつつ攻撃の目を摘む。ロングボールは基本ベテランCBが跳ね返す。両SBが少し高めの位置が気になるが、それが功を奏しているのかもしれない。 攻撃もテンポのパス回しで今大会のダークホースを呼ばれたトルコを圧倒した。
大会成績:優勝