開幕戦でMFデロッシがセンターバックの中央を務めたり、2戦目ではWBバルザレッティの激しい上下動からのクロス。 中盤の選手一人ひとりがゲームメイカーとして動けて、他の中盤の選手の意図的なパスに対して連動しているのが見て取れ、 新生イタリアと呼ぶにふさわしかった。
特に印象的なゴールはバロテッリのロングシュート。上手いではなく力強いそのシュートは練習すればできるようなシュートでは無かった。 それほど鋭くて力強かった。 翌日のJ2で監督にバロテッリのようなゴールを決めてこいと言われたFW都倉選手がロングシュートを決め、バロテッリと同じようにユニホームを脱いでイエローカードを貰ったのは有名な話。
順当に決勝に勝ち上がったイタリアは初戦の相手スペインとの対戦。尻上がりに調子を上げていったスペインに完敗した。 それでも、南アフリカワールドカップの屈辱的なグループリーグ敗退からのこの成績とバロテッリの活躍は安堵と希望に満ちていた。
大会成績:準優勝
