まず初めに、33年ぶりにナポリが優勝。
カンピオナート中盤でもう他のクラブが優勝を諦めるくらいの勝ち点差を出して、最後少しグダグダになるも優勝した。
毎年スタートダッシュするものの、優勝というプレッシャーから勝ち点を落としていて、
さらに昨シーズンはレジェンドであるマラドーナの顔をプリントしたユニフォームで戦っても優勝を逃したので、
これは当分無理なんだと思っていた。驚きのシーズン。
ユヴェントスは最終的には2018-19シーズンから2020-21 シーズンまでの3シーズン分の粉飾決済により勝ち点10はく奪。 それにより3位からヨーロッパカンファレンスリーグ出場権のある7位になるも出場権はく奪。
この結果に至るまでも疑惑のニュースが浮上した時点で首脳陣の一斉退任。 勝ち点-15になり、一時は取り消しになるも最終的に勝ち点-10に落ち着いた。
その際にスーパーリーグの件で牽制し、各方面の反感を買ったのも間違いない。 (個人的にスーパーリーグ構想は反対。単純にユヴェントス以外にもイタリアのサッカークラブが好きで対戦が見られないのは嫌だから。)
今回もアッレグリ監督は序盤、選手に合わせてあれこれ最良のものを探したが上手くいかず昨シーズン同様に3-5-2にして安定感を出し勝ち点を積み重ねていった。
モンツァ戦と中1試合挟んでのミラン相手に敗戦してから、この安定感を出した戦い方をした。 時点で優勝を諦めたように思う。
言い方が違うかもしれないが連覇していた頃のアッレグリ監督は小さいターンオーバーと大きなターンオーバーを使い分けしていて、 レギュラークラスの選手を戦術やコンディションを理由に戦力を維持しつつ戦っていく小さいターンオーバーと 重要な試合の一つ前の試合や残留目標のクラブ相手に対して若手を起用する大きいターンオーバー。 恐らく、この大きいターンオーバーをしないで戦力維持しようとすると、どこかで破綻する。
その破綻がナポリ戦であり、1-5と歴史的な大差で敗北した。
ただ評価したいのは、その後、ナポリ戦前のサッスオーロ戦で若手を起用し、大きいターンオーバーをしたこと。 結果は、どちらも0-1と敗戦したが内容は接戦でアッレグリは監督としての意地を見せたように思う。 そういった事を加味して鑑みるとアッレグリ監督好みの選手が揃えば優勝できるという証明になったと思う。 それは、時代と逆行した選手を揃えることになりそうな気もするが・・・