ユヴェントスを中心に見たカルチョの世界

2006-07シーズンのユヴェントス2006-07 season

初のセリエBは優勝するも監督は怒りの辞任

カルチョスキャンダルによりユヴェントスの首脳陣の3人カペッロ監督が抜け新体制になった。ユヴェントスはセリエBに降格し出直すこととなった。 ユヴェントスを再建するにために95-96シーズンにCL優勝経験メンバーでレジェンドのデシャンを召集する。

移籍に関しては、残留する選手や残留したかったけれど放出された選手、移籍した選手、ライバルチームには移籍しないでと交渉したのにライバルチームに移籍した選手、 残留して欲しいと交渉した挙句勝手に出て行った選手など様々だ。基本的にはベテランと若手が残った印象。記者の推測や代理人の意見など多くの情報が錯綜し、選手の本当の気持ちを知るのは難しい状況だった。

昨シーズンの八百長によるペナルティに関しては経過情報が書籍やネット等の情報がバラバラで確証は無いが開幕試合では勝ち点-30スタートで 異議申し立てを行い続け最終的に勝ち点-9のペナルティになったと記憶している。最終的にユヴェントスは優勝して昇格した。

昇格が有力になったきたシーズン後半あたりからセッコとデシャンが対立していることをマスコミが騒ぎたてた。 来シーズンの補強方針がセッコとデシャンで言っていることが違っていたからだ。そんなことがあってかサポーターがセッコ追放しろという抗議まで起きた。 現会長やトップはことある度にセッコを庇護しデシャンを高く評価した。 そんな矢先に今シーズンは主力として活躍したパーロの放出を発表。デシャンはマスコミに対して怒りの声を上げる。その後さらにバルザレッティの放出を決定しデシャンは辞任を決意したといわれる。 そして優勝確定した次の日にデシャンは辞任を表明した。

デシャン辞任までの流れについては、デシャンとセッコからマスコミに流れた記事がほとんどでジャーナリストの憶測が混じっているので実際のところは不明である。 特にパーロ放出については謎が多く、セッコの後ろ盾のだったといわれるベッデガ(カルチョポリの首謀者のひとりで騒動を収束させるために辞任できずにいる)が手塩に掛けて育てた有報株の選手。 その選手を放出した経緯が不明でセッコが独断で放出したのならば後ろ盾を失って、ユヴェントスを去るのはデシャンではなくセッコだった可能性もある行為をおこなったこと。 またそれに対して、他のフロント陣はセッコについてどう思っていたのかも情報が無い。他の首脳陣の弱みを握っていたとか、インテルのスパイなど様々な憶測が飛び交った。

2006-07シーズンの成績

監督・選手