2023-24シーズンの優勝チームはインテル。
個人的には、どこかで自滅すると思っていたが、CLのグループリーグでターンオーバーをおこない、準レギュラー的な選手や控え選手も自信を植え付けに成功し、他のリーグのクラブからも一目置かれる存在となった。
もともとS.インザーギ監督はラツィオを率いていた時も、一昨年度のインテルもターンオーバー失敗順位を落としていたので、この結果には驚いた。
さてユヴェントスについては、カンピオナート3位、コッパイタリア優勝という結果。ノルマがチャンピオンズリーグ出場権獲得(5位以内)、 コッパイタリア(国内カップ戦は決勝進出)だったのでノルマ達成。さらにタイトル獲得と結果は残した。しかし、リーグ戦の残り2節を残して解任された。 また、昨年度から続く不正会計の件に関して新たな訴訟が発生しなかったので、とりあえず今シーズンは問題とはならなかった。
その流れはというと、いつ訴訟で勝ち点はく奪が起きるか分らないので、アッレグリ監督はチームの最適解を模索することを捨て最初から、昨シーズンの保守的な戦術でスタートした。 この保守的な戦い方はターンオーバーを最小限に留めて堅守速攻に徹するプレーで、個で劣る格下相手に対して猛威を振るった。 ただし、選手の負担は大きく、非常につまらない試合でもあった。
前半戦は優勝争いを演じていたユヴェントスだが、2月にインテルとの直接対決に敗れてから解任されるまでのリーグ14試合中2勝しか出来ずチャンピオンズリーグ出場権を逃しそうな勢いで取りこぼしが続いた。 ロカテッリの発言でアッレグリ監督はリフレッシュ策は取っていたようだが、この時すでに監督に求心力は無くなっていた。
それでも国内カップ線は、この保守的な戦術が功を奏し決勝まで進出。決勝のアタランタ戦は運よく決まったゴールを必死に守りきり優勝した。 優勝直後のアッレグリ監督のフロントを避ける行為が引き金となり解任された。
個人的にこの事件は、求心力が無くなっていたアッレグリ監督を解約金を支払わずに解任したかったから事を大きくしたのではないかと思っている。監督がしたフロントを避ける動きは、恥ずべき行為だが解任は大げさだ。 恐らくこの決勝戦前のリーグ戦での引き分けが尾を引いていると思う。降格が決まった断トツ最下位のサレルニターナ相手に何とか引き分けの試合は、結果と内容ともにノルマ達成を覆しても解任するべき事案だった。
今シーズンはフロントのやらかしによって、チームの最適解を模索することが出来なかったし、いつもの若手をカンフル剤として起用するターンオーバーも出来なかったアッレグリ監督。 「インテルショック」などと言われた勝てない時期に一般的なターンオーバーやコンディション回復させる休養やトレーニングをしても、既に監督としての求心力が無くなっており意味をなさなかった。 この結果や内容の酷さを監督ひとりのせいには出来ないのは確かだが、その一方で2期就任直後からビルドアップが全くできず自陣に押し込められたまま、何もできず仕方なしの3バックで何とか失点しないようにするので手一杯の采配。 ロングカウンタぐらいしか攻撃方法が無い状態。さすがに勝てる勝てない以上に見ていて飽きる。
いろいろな問題が重なり崩壊したシーズン。ファンでも評価が割れるシーズンでアッレグリ監督を必要以上に評価すると「アッレグリ信者」など掲示板に書かれていたりした。
しつこいかもしれないが個人的に思うのは、「温め直したスープはまずい」でアッレグリ再任よりもピルロ続投か、その時に後見人としていたトゥドールに監督をさせたら良かったと今でも思っている。
