リッピやカペッロ、アンチェロッティなどサッキの流れを汲む監督や、それに近い守備的な戦術をとる監督を採用してきたが、 近年はセリエAは8連覇するもCLのタイトルは手詰まり。フロントは業を煮やし今までと真逆なポゼッションサッカーをするサッリを監督に据え改革をおこなった。 サッリ監督になったため、マンジュキッチやエムレ・ジャンなど主力選手、有力な若手選手が構想外になってしまった。
確かにポゼッションサッカーができる実力はあるがダイレクトプレーを重視する選手であるため窮屈さを感じる。 また、新型ウィルスのコロナによってリーグ戦が中断し、復帰後は軒並みコンディションが悪かった。
コロナのせいなのか選手層の薄さなのかは分からないが、リーグ再開後に失速したラツィオに助けられ、ユヴェントスは36節に優勝を決めた。 37、38節は消化試合とはいえ連敗しインテルに勝ち点1と迫られてしまった。
CLはグループ初戦は引き分けたもののその後は全勝。アトレティコはともかく他のチームには内容でも勝って欲しかったが微妙に接戦。 コロナの影響でコンディションが悪く下馬評通りトーナメント1回戦でリヨンに敗退した。 コンディションが悪いのは仕方が無いとしても、CLのタイトルを狙えるチームとは言い難い。
CL敗退後、サッリは解任。改革が失敗したことをフロントが認める形となった。