昨シーズンは不安定だったGKの補強としてカリーニ、得点不足を補うためにトレゼゲを獲得し前線の選手層に厚みを持たせた。 しかし、このシーズンは序盤からハイペースでローマが勝ち点を重ね独走した。ユヴェントスも何とか2位をキープするも直接対決でローマの中田英寿が活躍し勝ち点を縮められず2位に終わる。 CLはGLで敗退しノルマすら達成できず今シーズンを持って退任となった。
ユベンティーノ達からアンチェロッティは本当に名将か疑問視され イタリアのトーク番組でも話題になったらしい。ちなみに日本の雑誌では「迷将」と揶揄された。
パルマをセリエA2位、UEFAカップ優勝へと導いて名将と呼ばれたが、実際のところは無難な布陣と采配だった。(それだけでも凄いは凄いがリーグ優勝レベルでは無かった。)
なぜ勝てたかというと選手が凄く、イタリア代表のディノ・バッジョ、キエーザ、ムッシ、ペナリーボと主力級のイタリア代表4人に加え、助っ人外国人であるアルゼンチン代表のクレスポとセンシーニ、フランス代表のテュラムなど。
あとイタリア代表に呼ばれる前だが世界一のGKと言われたブッフォン、後にバロンドールを獲得するカンナバーロもスタメンにいる。タイトルを獲得しないとおかしいレベルでメンバーだ。
アンチェロッティはミランでピルロをレジスタに起用して以降は、チームバランスを崩さすに攻撃的SBと守備的SBの使い分けやサイドアタッカーとCFとセットで投入するパワープレイ、トップ下2人起用など監督としての違いを見せた。今とは別人レベルで普通の監督だった。