3~4人ぐらい監督候補が上がったものの交渉はすべて失敗に終り、フェラーラ監督が続投することになった。 監督交渉が長引いたため選手獲得は見切り発車となった。ネドヴェドが引退し同格クラスのディエゴを獲得。さらにディエゴのサポートにアンカーの得意なメロを獲得した。 守備陣はカンナバーロを呼び戻して、セリエA復帰後ずっと悩まされている両SBにベテランで実績のあるグロッソと冬の移で粘り強い守備と豪快なオーバーラップをみせるカセレスを獲得した。 最後にポールセンを放出した資金でザネッティの契約を延長しようとしたが痺れを切らし退団した。
目玉補強のディエゴはトップ下のポジションしかできず開幕前から既にフェラーラ監督の得意な4-4-2が封じられたかたちでスタートすることに対して、
フェラーラは全く問題ないと主張した。シーズンが始まると杞憂でデルピエロ、ジダン、ネドヴェド歴代トップ下が行っていた攻撃時はトップ下で守備の時は左SHの策をとった。
ディエゴはフィットしているとは言い難かったがそれでも開幕4連勝とスタートダッシュに成功した。
しかし、その後ディエゴの守備は一向に直らず、ボール離れも悪くてほとんどパスがこなくなる。
それでもフェラーラは上手くやりくりしていたが、11節の2敗目でマスコミの目が厳しくなった。そしてディエゴ批判も高まりディエゴはもう守備をすることはなくなってしまった。
立て直そうとしている内に連敗するようになりフェラーラは退任させられた。
後任はザッケローニ監督が指揮をとったが立て直したとは言えない成績でシーズンを終えた。ザッケローニとの契約更新は無かった。