昨シーズン終盤にデシャンが辞任。新たに監督探しをすることになりリッピに監督復帰交渉する。しかし、断られ幹部やアドバイザー職も提案したが拒否される。 最終的には無難なラニエリ監督を招集した。失点は多かったが得意のカウンターに磨きをかけゴールを量産し補った。 最終節はデルピエロとトレゼゲがそれぞれ20ゴールと1位で並び、トレゼゲがPKを貰いデルピエロが決めてデルピエロが21得点で得点王になった。
昨シーズンのパーロを移籍させた騒動については、同じ下部上がりノチェリーノの活躍と今シーズンのパーロが活躍できなかったことによりサポータの溜飲が下がった。 しかし、パーロ自身が悪かったのではなく2CHの相方に恵まれなかった。 ザネッティのような守備力のある相方がまだ必要な段階であるにも関わらず、逆にサポートする側になり守備に追われた。 また、トレゼゲやデルピエロ、ネドヴェド、カモラネージのような質の良いオフザボールの動きがあまりなく鋭いロングパスも活きなかった。
CBの組み合わせを試した結果が最終的にキエッリーニとレグロッターリエに落ち着いた。しかし優勝を狙うにはもう少し失点を減らさなくてはならないレベル。また、右SBは人材難でサリハミジッチもこのポジションに起用されていた。消去法でグりゲラが多かった。
デルピエロとトレゼゲが大量得点できた理由として昨シーズンのデシャンが構築したシンプルな速攻にラニエリのカウンターが嵌った形。
中盤はアルミロンやジアゴどちらかが入ってゲームメイクするはずがどちらもフィットせず失敗した。 アルミロンは半信半疑(評価がオニールと時と同じような感じだった)でジアゴはパウロ・ソウザの時のような感じで紹介されていただけに残念だった。